おみまい堂書店物語
本好き看護師がつくった本屋さんです。人生に寄りそう本を毎日届けます。
健康の棚

ばあちゃん、介護施設を間違えたらもっとボケるで!/人生最後の選択の場所。

こんにちは。おみまい堂書店です。
今日は、この本、持っていきますね。

 

尼崎市の長尾クリニックの“町医者”の傍ら、平穏死や、在宅死、薬の是非、認知症等々で多々の著書もある、長尾和宏さんと、

阪神・西宮駅前で、NPO法人 つどい場さくらちゃんを運営する、まるちゃんこと、丸尾多重子さんの二人の対談集です。

もしも、親が認知症になって、もしくは家で生活ができなくなった時、

介護施設へ入居!

という、ひとつの 選択肢がありますが、

でも、介護施設。
そこそこの方針や介護力不足、介護熱などの内部事情もありますから、この本の言う通り、入居したら逆に悪化・・・ということもあると思います。

おみまい堂店長の祖母も、限界まで家で暮らせていたのですが、いよいよ自分のことができなくなって、仕方なく施設へ入居したのですが、一カ月も経たないうちに、生気も意欲もなくなり、半年後には、感染症にかかり亡くなってしまいました。

入居する前までは、なんとか最低限は自分のことはできていて、ニコニコとしていた祖母でしたが、面会に行くごとに、身なりは見すぼらしくなり、弱弱しくなり、笑顔も消え、やがて歩けなくなり、寝たきりになり・・・というコースをたどりました。

本当は、多少できなくなっても、家にいさせて、できない部分だけ助けてあげるというのが理想だったんかなって、今では思います。

介護施設って、基本は上げ膳据え膳、生活の大抵は介護の方が世話をしてくれるようになるので、がんばって自分で!という緊張感もなくなってしまったり、

これまで自分が暮らしてきた家とは、まったく違う生活環境になって、様々な環境の変化に耐えられなくなったりと、様々な要因があると思います。

介護施設って、大抵は人生の最後に過ごす場所。
人生は、その選択でまったく違った未来になっていくものですが、

施設に入るということ、または、親を入れなければならない時、施設の実情や現実を少しでも知っているということは大事だと思います。

選択の前の情報として、施設に入るということの利点と、反対の面も知るキッカケになる本だと思います。

もしも、自分が施設に入らなければいけなくなった時、
もし親を介護施設に入れなければならない時がくる時・・・

いつかは、そんな日もくるかもしれないので、この本を選んでみました。


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2014年2月 ブックマン社刊
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