おみまい堂書店物語
本好き看護師がつくった本屋さんです。人生に寄りそう本を毎日届けます。
仕事・夢の棚

小商いのすすめ/仕事とお金の思考をシフトしてみる!

こんにちは。おみまい堂書店です。
今日は、この本、持っていきますね。



「小商い」
たとえば、昭和のまだ日本中の個人商店や、商店街も賑わっていた頃・・・。

金物屋、帽子屋、八百屋、魚屋、駄菓子屋、和菓子屋、米屋・・・と、個人のお店が、それぞれに専門性を前に商売をしていた時代。
店も持たず、荷車や露店で売る行商さんもいた時代。
今のイオンなどの大型スーパーなんかも少なかった時代。

そんな時代のように、自分の好きなこと、自分が得意なことを前面に出して、仕事にしてみるのもいいんじゃない・・・という一冊です。

敗戦後、日本人は経済発展崇拝のもと、暮らしの豊かさが一番、仕事が何より一番だと、個を殺しながら、一生懸命働き生きてきましたが、

9年前のあの東日本大震災。
仕事も暮らしも一瞬にして壊れてしまうということを知り、もっと個を意識した、自分らしい生き方や、本当の豊かさに気づいたのではないかと言います。

お金があることが豊かな暮らしなんだろうか?
経済成長をし、大量生産大量消費の暮らしが幸せなんだろうか。
なにより、こんな暮らしは、ずっと続けられるのかと・・・。

そんな中でのひとつの提案が、この「小商い」。
「もっともっと!」という拡大路線から、「この辺りで十分かな」という考え方。
「低成長でいいじゃない!」という考え方です。

もちろん、家族を養い、家のローンも抱えた働き盛りの人が、急にシフト!なんて難しいですから、まずは空いた時間や、定年後に試してみるのもいいなと思います。

そういえば、おみまい堂い店長が子供の頃、近所には、おばあちゃんがやっている小さな駄菓子屋が数軒あって、そこでは駄菓子の他に、お好み焼きも売っていました。

お店の中央に鉄板を置き、注文するとその場で焼いてくれる、粉と卵とキャベツくらいしか入っていない、確か100円くらいの小さな薄いお好み焼きでしたが、

今、思うと、そんな薄利の駄菓子とお好み焼きでの商売ですが、利益よりも、おばあちゃんの気持ちの支えという面が大きかったのかもしれません。

近所の子供たちとのコミュニティの場所でもあったし、おばあちゃんに与えられた仕事でもあったでしょうし・・・。

話は少しそれましたが、この「小商いのすすめ」。
自分なら何ができるかな、どんなことをするかなって、自分の好きなことって、得意なことってなんだろ???

って自分のことを振り返れるキッカケにもなる一冊ですよ。

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2012年2月 ミシマ社刊
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