おみまい堂書店物語
本好き看護師がつくった本屋さんです。人生に寄りそう本を毎日届けます。
健康の棚

やまない雨はない/いつかは雨のち晴れ。

こんにちは。おみまい堂書店です。
今日は、この本、持っていきますね。


今日も雨・・・ですね。
このところずっと、連日雨です。

で、今日は、『やまない雨はない』という本を。

妻の突然の末期ガン宣告、入院…そして急逝。
ずっと続くと思っていた穏やかな暮らしが一変し、絶望の毎日のすえに、夫はうつ病になり、そして自殺未遂をし精神科に入院と、人生は転がり落ちていきます。

元お天気キャスター倉嶋厚さんが、伴侶を亡くしてからの絶望から再生までの手記で、限りない喪失感の日々を綴っています。

おみまい堂店長は、最近思うのです。
順風満帆で何もない人生なんて、ないんじゃないかと。

死別に、介護に、病気に、離婚にと、
50歳にもなると、周りでも、身内にでも、ほんとうにいろんなことが起こっています。
明日なんて本当にどうなるかわからないなって、つくづく考えさせられます。

これまで普通に何もなく生きてきた、
このまま何もなくいくんだろうなぁと思っていた友達や周りの人も、久しぶりに会うと、

実はこの前離婚して、うつになってしまってとか、
親が認知症になってとか、
腫瘍が見つかって、今度手術するとか、
失業してしまってとか・・・、

まさか、おまえも?って人にも、それぞれに本当にいろんなことがあります。

一人ひとり誰の人生のうえにも、避けて通れないことが用意されていて、そして、それは越えるようにと、天から与えられているのかもしれません。

この本では、伴侶の死が引き金になり、その後の人生が変わってしまったという内容ですが、それも、避けられないひとつですし、最後には関わるすべての人との別れが待っていますし。

この本の著者の倉島さんは、どん底にたたき落とされましたが、少しずつ受け入れ、振り返れるようになっていく再生の話です。

誰もの人生に、突然に降ってくる雨。
濡れて、寒くて、辛くて、悲しくて、惨めで…。

でも、それは誰にでもあることなんだと。
そして、どんなに苦しい、辛いことでも、

『やまない雨はない。』

いつかは、それも受け入れられて、優しさに変わる時もあるんだと、元お天気キャスターの倉島厚さん人生の予報をしてくれます。

いつ降ってくるかもしれない雨の日のために、読んでいてもいいかなと思って。

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2004年2月 文春文庫刊
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